ほとんどの美容外科やクリニックでは、ヒアルロン酸は注入しても安全な成分として紹介されています。
大きな理由として「人間の体にもともと存在している物質」「時間が経てば体内に吸収される」「アレルギーの可能性がほとんどない」ということが挙げられます。
アレルギー体質だと、コラーゲンのかわりにヒアルロン酸をすすめられる場合も多く、安心の美容成分としての認識が高いようです。
ですが、ヒアルロン酸注入は決してトラブル知らずの施術ではありません。「絶対に大丈夫!」という言葉をうのみにせず、どんな小さなリスクでも確認したうえで、注入するかどうかを決めましょう。
ヒアルロン酸注入のトラブルで多い例は、医師の腕によるものです。特に「注入前よりシワが目立つようになった」「注入部分がでこぼこになってしまった」「ひどく内出血した」といったケースをよく耳にします。
特に皮膚が薄い目元は難しい位置。間違った分子構造のヒアルロン酸を注入したり、浅すぎる位置に注入することで、皮膚の表面がデコボコになりやすいのです。シワも余計に目立ってしまいます。さらに、何度も注入を繰り返していると、皮膚組織化が起き、注入部分がしこりのように固くなってしまうことがあります。
このように、一度注入して失敗してしまったら、基本的には吸収されるまでじっと我慢するしか手はありません。
また、決して高い確立ではありませんが、アレルギー反応を起こしてみみず腫れになることがあります。ヒアルロン酸そのものはアレルゲンではありませんが、添加物や注射の際の炎症が原因となり、アレルギー反応を引き起こすのです。アレルギー体質の方は、特によく確認しないといけない点です。
通常、注入したヒアルロン酸は半年~1年程で吸収されます。ですから、上記のようなトラブルはじっと我慢していれば時間が解決してくれると思っていませんか?
それは大きな間違いです!
たとえば皮膚組織化したしこりは、時間が経っても消えない場合も。最悪のケースだと、自己注射でよく発生する「異物肉芽腫」という恐ろしい症状が出てしまうケースも存在します(クリニックでの施術でも発症例があるそうです)。この異物肉芽腫症になると、ひきつれやでこぼこが一生残ってしまう可能性があります。
さらに注射針の傷跡は、運が悪いと顔の目立つ位置にずっと残ってしまう可能性も・・・。注射による感染症のリスクなども、きちんと頭に入れておく必要があります。